000725 なんとかモンスター

娘は「なんとかモンスター・金」をやっている。うちは日曜日しかゲームを許していないから、娘も必死だ。でも私はこのストーリーに抜きがたい不信感がある。

 知らない人のために説明すると(私もよく知らないんだが)、立派な「なんとかトレーナー」になりたい主人公の少年が、そこらの小さなモンスターをつかまえて、ボールに閉じこめる。町を歩きながら、他のトレーナーに会うと、「勝負だ」ということになる。でもこいつらは自分じゃ戦わないんだよな。ポケットからあらかじめ捕まえておいたモンスターを取り出して、「行け、xxxx」と戦わせるわけ。何がおもしろいんだか。

 まぁ、くだらないところは「よし」としよう。私だって高校生のときはインベーダーでピコピコやっていた。石野真子も好きだった。でも、このゲームのイカンところは卑怯なところだ。自分で戦えよ。自分はボールを投げてモンスター出しただけなのに、勝ったときには「やったー」。あほか。

 昔は努力する主人公に感情移入したものだ。巨人の星、タイガーマスク、男一匹ガキ大将、空手バカ一代、ちょっと離れて孤児ハッチ。ところが今は、調子よく他人を使って感動だけ盗み取るような卑しい主人公に感情移入してる。このゲームはアニメもあって、チラッと見たらこの主人公、いっぱしのヒューマニストのふりすらしているのだ。たのむよ。

娘に尋ねてみた。

「そのゲームおもしろい?」 娘はうなずく。

「その卑怯者、好き?」 娘は何のことかわからずキョトっとしている。

「パパとその卑怯者、どっちが好き?」と聞きかけてやめた。

こんなヤツに負けたとわかったら、夜眠れなくなってしまうからだ。


 (注)私の「なんとかモンスター」理解は非常に断片的なものです。もしかしたら致命的な勘違いをしているのかもしれない。まちがっていたら教えてくださいね