うちの息子は以前ここにも書いたように2枚目である。息子を見る誰もが抱きたがる。娘も人後に落ちぬ 和風美人になる だろう。どうやら私の遺伝子はまったくの無欲であるらしい。よかった。本当によかった。
私はいろいろなものに自信がないが、特に容姿に関しては自信がない。親戚 が集まると決まって私の幼少の頃の話になる。
「おまえは不細工で不憫だったけど、やっぱり抱きたくはなかった」
「抱くとすぐにゲロを吐くのでなおさら嫌われた」などなどである。
実の母までが
「めんどくさかったから、歩き始めたけどゆりかごに閉じこめた」という始末だ。
本当にあの人は私の母親なのか。
「三つ子の魂百までって本当なのね」これが親戚一同の見解である。使い方まちがってんだろーが。
容姿に自信がないということは人格のいろいろなところに陰を落とす(今回の話をいつもの笑い話だ思わないよーに)。 その最大は人前に出るのが好きではない、ということである。
じゃ、なぜ教員をやっているのか、という疑問は当然わくだろう。しかしよく考えて欲しい。教員は不細工の方が有利である稀有な職業なのだ。ヘンにカッコいいと女生徒に好かれる。好かれたりすると人間であるからして、ふと油断することもあるかもしれない。油断してるとよくて懲戒、悪けりゃ教職追放。家庭は崩壊の憂き目にあう。自慢ではないが12年教職についているがチョコレートをもらったことはない。ただの1度もである。女性の教員でさえもらうのに、である。
私が今までただの1度も「著者近影」を本に載せたことがない理由がおわかりいただけるだろう。可能な限りイラストで間に合わせている。先日も「写 真をよこせ。 HP に載せるから」とをやってるところから言われたが、丁重にお断りした。できれば講義も生身じゃなくてイラストでやりたいぐらいなのだ。
<以下次号:この話が続きます>... とは書いてあるが、「この話」の「続き」が見あたらない。何始めんだっけなー。