うさぎおいしかのやま
こぶなつりしかのかわ
ゆめはいまもめぐりて
わすれがたきふるさと
心に響く歌。ロンドンから車でオックスフォードまで。それが数年前の日課だった。腐った Austin-Rover で M40を行き来しながら口ずさんでいたのは、ちいさなときに習った唱歌ばかりだ。
見知らぬ情景に囲まれたとき、すがりつくのはそうした歌だろう。ふと涙が出そうになるのは、それが心の底に届いているからだろう。人が生きていく基盤に深く根を下ろしているからだろう。
こうした歌は今でも受け継がれているのだろうか。しばらく前 John Lenon が音楽の教科書に載ったと聞いたような気がする。 もちろん教えたければ Imagine でも「わたしのドン」でも教えればいい。だがこうした美しい歌を犠牲にしないで欲しいと願う。
外国語の流行歌が命の礎であれば、どうやって生きていけばいいのか。